2008

気持ちもあらたに、
新生活ははじまっていたのだが
予算も何かと限られているので
あらたになりきれないのがこの民家。
2008年は
ヨメの退職があったり、キャバリアの子犬を迎え入れたり、
こんな所帯にもすこし変化が見られた
ヘンタイ大工もこれまた、この家の不完全な状態が気がかりなのか、
資金繰りが苦しいのか、
頻繁に電話を入れてくるので、
根負けしたというのもあったし、
オンナに取っては使いにくい部分もあったので、
一念発起してもういっちょメス入れをすることにしたのである。

ひとつのポイントは、
洗濯場がなかったこと。
それまでは、洗濯機が軒の下とは言え、家の外にあって
雨が降ると、洗濯機そのものが泥まみれになるし、
不便きわまりないといったらこの上がない

あともうひとつ、
家の裏側の外壁の痛み具合である
壁土が塗られた上に、焼杉のような板が張られていたのであるが、
もうその板が隙間だらけでダメダメで、
大工の言う事には「この建物は裏側に向かって凭れるように建っており、
強度の面から放置しておくのはキケン」

なので、押し入れだった部分を取り壊して解放的にして、
いわゆる洗濯場を設け、
風や光を取り込んだ上で、
壁面の補修も実施してしまえー、ということになった訳。

そんなこんなで5月半ば、施工が始まった。
板を剥がすと、土壁が見えて様子が分かったのだが
ご覧の通りに一部が劣化して壁土が落ち、
コマイが露出してスカスカになっていた。
この隙間から特に家の中に出入りが
多かったと思われるのが、蜘蛛、ムカデの類い。
なんとかなるといいのだけど。

写真は期間中頑張っていただいた見習いの女性の大工さん。

工事期間中はいろいろあってタイヘンでしたけど、
そちらは端折って
(なんたってもう完成後4年経っていますから忘れている事も多くて)

3ヶ月を経過しようとする頃、
工事は完成。
お陰で家のトンナンシャーペー4方向は貫通し、相当に風通しがよくなった。
現在、洗濯機のある場所は、ヨメの机とパソコンが置いてあり
夕刻になると僅かながら夕陽が山に沈む景色が楽しめる場所になっている。

写真は、家の内部から外を見たところ
押し入れだったところに上下に窓が出来ました
上半分はロフトがあり、春は桜が鑑賞できるが、夏は暑いし一面雑草が見えるだけ
上には梯子をかけて登るのですが、
来客の子どもたちには楽しそう

空がいつでも間近にあるというしあわせ

いまは窓いっぱいに目映い夏の緑。
網戸はあけてはならぬというのが我が家の掟。(ムシが入るので)
下の部分は洗濯機と、ヨメの机と、ふたばのケージが混在しているけど撮影はパス。